BLOGスタッフブログ
2025.12.1完成に向けて、ショールームでの打合せ

現在携わらせていただいている物件について、ショールームへ伺う機会がいくつかありましたので
その様子を少しお伝えします。
こちらは実際にキッチンの素材を選定している際の様子です。
キッチンだけではなく、キッチン周りの収納棚や収納棚の扉、ガラスの素材や色などを選定します。
実際に目で見て、触れて、質感を確かめながら選んでいく作業。
図面上では気づけない「暮らしのイメージ」を具体化していく大切な時間です。
素材の組み合わせによって印象が大きく変わるため、キッチン天板の色味が収納扉と調和しているか、
照明が当たったときにどのような表情になるのかなど、一つひとつ確認しながら進めていきます。
また、進歩がありましたらブログにて紹介したいと思います。
今年も残り一ヵ月、引き続きよろしくお願いいたします。
株式会社インターデザイン
古川
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:日々のこと,デザイン,作業,ブログ,材料チョイス
2025.11.18AIは進歩か、脅威か。

AIは進歩か、脅威か。
そんな議論が活発になったのは、ついここ数年の話のように感じます。
その普及は著しく、今や企業もAIツールを導入することは当然という風潮。
一方で、やはり人工知能に対する懐疑的な視点は持ち続けたいところ。
特に、時間をかければかけるほど良いものができる「デザイン」の世界と、
たったの1分で0から100の完成物が提供される人工知能の世界とでは、
どうしてもジレンマが生じます。
また、デザイン過程でAIツールを取り入れてみると、分かってくることもたくさんあります。
デザイナーが意図してデザインした箇所は思うように表現されなかったり、
部分的に修正したいのに丸ごと変えられたりと、
まだまだだなと感じることもしばしば。AIは全知全能の神なんかではなく、
結局はそれを使う人の能力や思考によって結果が左右する”ツール”に過ぎないと感じます。
同じツールを使って同じパース画像をつくったとしても、
「どのような見せ方にするのか」「なぜこのデザインにしたのか」「完成品をどう使うのか」
扱う人が違えば、その画像の価値も、建物の価値も、全く異なるものになるでしょう。
外リノでも、良いツールは積極的に取り入れることで生産性をあげようと試行錯誤しています。
AIで効率化できるものと、人の手と頭で創り出せるもの、その棲み分けをうまく理解して、
よりクオリティの高いデザインをお客様へご提案していきたいと感じる日々です。
そんなことをふと、AIで議事録をまとめた後に考えていました。
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ちなみに冒頭の画像は、建築デザイナーではない私がAIで、たった30秒で作成したスケッチ。
一見、素人目線では素晴らしい画像にも見えますが、この通りに建物を建てたとして、
果たしてその物件は、収益を得ることができるでしょうか…。
株式会社インターデザイン
塩田
◎大阪オフィス
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2025.11.17最近のいろいろ。

早いもので2025年もあと1カ月と少し。
築古から新築、オフィス、テナントビル、宿泊施設、分譲マンションまで…
今年も幅広い建物のデザインのご依頼をいただいています。
とはいえ、ここ1,2年は地方の築古物件よりも都市部の新築リノベのご相談が増加したりと、
お客様の事業目的やトレンドも目まぐるしく変化していることが見受けられます。
建築コストの高騰や不動産価格の上昇など、社会情勢の影響を、
ご依頼いただく物件の特性や、お客様と話している中でもひしひしと感じる日々です。
そんなことを考えながら、今日も事務所では各々がデザインに没頭しています。
もちろん、ショールーム訪問や現場監理のために全国を飛び回ることも。
外リノは、建物の”見映え”だけでなく、そのデザインが将来にわたり、
建物と事業の価値向上につながることをオーナー様と緒に追求することを最重視しています。
どんな条件の建物であっても、どれもお客様の大切な資産。
ご所有物件でお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
株式会社インターデザイン
塩田
◎大阪オフィス
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2025.11.16融合の街で【足立区青井新築】

今回依頼を受けたのは、東京都足立区青井。
つくばエクスプレスの途中駅でもある青井駅周辺は、
都心へのアクセスも良く、その利便性の良さが若者たちからも評判を得る一方、
昔ながらの下町の風情が深く根付いている、いわば”融合の街”である。
静かな住宅街と下町情緒が混在するこの地に、木造3階建ての新築集合住宅が誕生する。
本物件は、アプローチの長い旗竿地形状に位置している。
比較的落ち着いた雰囲気の住宅街に馴染みながらも、
全面の通りからの狭い視野の中でも最大限建物を大きく見せたい。
「静かな存在感」を放たせるには、どうすればよいか。
築古物件だけでなく、新築物件もまた、着工前のほんの一工夫でその価値がぐっと高まります。
何度も建物を生まれ変わらせ、”魅せて”きたデザイン力で唯一無二の建物を目指します。
株式会社インターデザイン
◎大阪オフィス
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2025.10.2210月19日開催
外リノ見学会のレポート

先日は、外リノ見学会 in 東京を開催しました。
昨今の建設業界は、資材価格や人件費の上昇による「建築コストの高騰」という深刻な課題に直面しています。
多くのオーナー様や事業者様が、「コストと物件の魅力」をいかに両立させるかというジレンマに苦慮されていることでしょう。
このような市場環境に対し、私たちは「単なる改修デザインではなく、限られた予算で最大の収益効果を生む」ためのデザイン戦略をご提案してきました。
そして、その外リノのロジックを新築計画に応用したのが、今回のテーマである「外リノ新築」です。
新築計画の初期段階から、限られた予算を「収益効果を生む部分」へ戦略的に分配し、コストを最適化しながら周辺物件を圧倒する差別化と集客力を実現する。
今回の見学会では、この「外リノ新築」の考え方を適用した3つの好例をご覧いただきました。
見学物件① (板橋区 / 鉄骨造3階建 / 総9戸 / 2025年夏 竣工)
さて、まず初めに向かったのは、この夏に竣工したばかりの外リノ新築。
- 課題: 駅から少し距離があり、専有面積も約18㎡台と限られる中、周辺相場より高めの家賃設定で集客することが課題でした。
- コンセプト: シンプルなアーバンデザインによる新しいランドマークの創出
- デザイン戦略: 視覚効果の高い工種に絞り込むことによる戦略的なローコスト化
ターゲットを「上京してくる若者」に設定。塀の上で目立つ立地を活かし、視覚効果の高いグラフィックや
ライティングといった要素に工種を絞り込むことで、戦略的なローコスト化を実現しました。
シンプルながら洗練されたアーバンデザインは、道行く人の視線を集める新たなランドマークとして、
ターゲットである単身者に強くアピールします。
竣工時期を考慮すると、順調な入居状況となっています。
また、こちらの物件では住戸内も見学させていただきました。
室内は、淡いブルーのアクセントクロスと照明のスポットライトが良いアクセントとなっており、
シンプルながらも家具の配置次第で入居者の個性が光るお部屋になりそうだと感じました。
お部屋自体はコンパクトな設計ですが、道路よりも高い位置にあるため窓からの景色はとても良好です。
さらに大開口の窓が採用されており、圧迫感を感じさせない開放的な空間となっていました。
近くに比較的大きな道路が走っていますが、室内は驚くほど静かで、快適に過ごすことができそうです。
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見学物件② RUGIENS北赤羽 (北区 / RC造4階建 / 総16戸 / 2025年 竣工) ギャラリーはこちら
続いては北赤羽の物件です。
- 課題: 不利な条件とされやすい「旗竿地」の形状を踏まえ、道路面からの視認性を考慮した効果的なデザインが必要でした。
- コンセプト: 旗竿地の価値を最大化する独創的な演出
- デザイン戦略: 悪条件を「独自性」で資産価値に変える逆転の発想
旗竿地という特性をあえて逆手に取り、“隠れ家”としての価値を創出した物件です。一見して用途が理解できないほどの独創的な外観、
鮮烈な印象を与えるボルドーやエンブレムは、SNSや集客サイトでも映える”唯一無二の建築”としての魅力を放ちます。
環八通りから見える建物上部には照明とサインでインパクトを持たせ、アプローチには受壁を設けて設備関係を隠すなど、細部まで計算。
不利な条件を資産価値へと転換する、新しい魅せ方を実現しました。
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見学物件③ PUCELLE王子神谷 (北区 / RC造5階建 / 総12戸+事務所 / 2025年 竣工) ギャラリーはこちら
こちらが最後の見学地、王子神谷にある物件です。
- 課題: 競合物件がひしめく駅前の激戦区。接道面しか見えないため、雑多な街に埋没しない個性のある「顔作り」が求められました。
- コンセプト: 選択と集中による「ピンポイント豪華主義」
- デザイン戦略: コストをかける部分を意図的に絞り、差別化とコスト管理を両立
全面的なコスト投下ではなく、投資する箇所を意図的に絞り込む「ピンポイント豪華主義」を採用。
入居者や来訪者の目に最も触れるエントランス導入部や、建物の顔となる外観の一部にデザイン投資を集中させ、建物全体の印象を格上げしました。
ダークグレーの大きな壁面でクラシカルな印象を与えつつ、奥まったアプローチは照明で演出し、内部はカジュアルなサインで親しみやすさを加えています。
建築費高騰時代における、賢明な差別化戦略のモデルケースです。
今回ご参加いただいたオーナー様方にとって、デザインをどれだけ反映させながらコスト削減につなげるかは、常に重要な課題です。
しかし、私たちがご提案する資料だけでは伝わりきらない「実物」のスケール感や質感があります。
実際に物件を見て、「この大きさのサインでこのくらいの費用感か」「この照明の配置は効果的だ」「この材料はとても良い」といった具体的な発見を、
ご自身の目で見て、触れて、話を聞きながらノウハウを得ることで、デザイン戦略がコストとどう結びついているのか、深くご納得いただけたのではないかと思います。
今回得られた経験は、オーナー様方の今後の事業展開において、きっとお役立ていただけることと存じます。
同時に、私たちインターデザインにとっても、オーナー様方がどのような視点で物件を評価し、何を求めておられるのか、その意図を直接伺うことができる、非常に貴重な経験となりました。
番外となりますが、こちらはインターデザインがデザイン監理を手がけた分譲マンションです。
当日見学した「外リノ」物件のすぐ近くに、大和地所レジデンス株式会社様の東京都北区にある物件、せっかくの機会ということで、皆様をご案内させていただきました。
やはり分譲マンションともなると、賃貸物件とはまた異なるスケール感があり、その迫力と豪華さは桁違いです。
ご参加いただいたオーナー様方も、ディテールの作り込みなどを大変興味深く観察されており、
当初の計画にはないルートでしたが、皆様に大変喜んでいただけたご様子でした。
今回の見学会では、それぞれ異なる課題に対し、外リノのデザイン思考をいかに適用し、付加価値を創出したかをご紹介しました。
建築コストが高騰する今だからこそ、予算を「どこに使うか」というデザインの戦略が、物件の収益性を大きく左右します。「外リノ新築」は、その最適解の一つです。
インターデザインは、これからもデザインの力でオーナー様・事業者様の課題解決に貢献してまいります。
ご所有物件に関する無料個別相談は随時受付中ですので、お気軽にお問い合わせください。
株式会社インターデザイン
平岡
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2025.10.310/19(日) 新築バスツアー
見学物件のデザイン戦略を先行公開!

先日からご案内していた、10月19日(日) 外リノ新築バスツアーの開催が近づいて参りました。
開催に先立ち、見学予定物件の概要と戦略的ポイントを先行公開いたします。
お席にまだ少し余裕がございますので、今からでもお気軽にご参加お申し込みください。
●そもそも外リノ新築って?●
昨今続く、建築コスト高騰時代…そんな厳しい市場環境のなか私たち外リノは、既存物件の再生で培われた「単なる改修デザインではなく、限られた予算で最大の収益効果を生む」ためのデザイン戦略をオーナー様にご説明してまいりました。実はこのロジック、都市部を中心にご依頼の増えている新築計画においても応用しています。新築計画の初期段階から「限られた予算を、収益効果を生む部分へ分配し、コストを最適化しながら周辺物件を圧倒する差別化と集客力を実現する」、そんな新しい手法として確立したのが、”外リノ新築”です。リノベーションをしのぐ勢いで案件が増加しています。
今回の見学会で紹介するのは、それぞれが異なる立地条件や課題に対し、外リノのデザイン戦略をいかに適用し、独自の付加価値を創出したのかが分かる3つの好例です。この機会に、デザインと収益性を両立させる外リノの成功戦略を、実物を通してご体感ください。
見学物件① 板橋区 鉄骨造地上3階 総9戸
ランドマークの創出 × 戦略的ローコスト化
視覚効果の高い工種に絞り、戦略的なローコスト化を実現。
単身者に訴求するシンプルなアーバンデザインとは。
見学物件② 北区 RC造地上4階 総16戸
悪条件を資産価値に転換する、逆転の発想
一見理解不能な外観は隠れ家感満載の映え建築。
旗竿地建築の新しい魅せ方となるか?
見学物件③ 北区 RC造地上5階 総11戸
選択と集中による”ピンポイント豪華主義”
駅前競合エリアの魅せ方を追求したピンポイント豪華主義。
メリハリを利かせた外観や導入部は、
建築費高騰時代における、差別化戦略のモデルケース。
“新築を建てる”というだけでは、なかなか思い通りに集客ができなくなった近年。
ハウスメーカー様や工務店様、不動産会社様の新築パッケージも、
外リノで“着工前の新築見直し”を行うことによって、
物件の競争力向上と賞味期限の延長を目指すことができます。
新築計画の建築前でも、まだ予定のない方も自由にご参加いただけます。
是非この機会に、奮ってご参加ください。
見学会の詳細・お申し込みは下記より
株式会社インターデザイン
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2025.9.25着工打合せ / 熊本県熊本市

最近は、全国各地を飛び回ることが多くなってきました。
山口県、千葉県、東京都、そして熊本県…
それだけ沢山のご依頼を頂けているのだと日々有難く感じます。
今回は熊本県の着工打合せに伺いました。
この夏、九州は記録的大雨に見舞われましたが、本物件は2つの内片方の給水ポンプがやられたそうです。
それ以外大きな影響はなく、本工事もスケジュール通り無事進んでいるとのことでひとまず安心しました。
本物件、戸数も少なく建築形状もそう難しくはありませんが、
しっかりとデザインの考え方をお伝えしつつ、塗分けや造作の収まり等について指示していきました。
デザインとおりに施工できるのが一番理想ですが、物件によっては現場の技術力や、
実際に現場で物を見てこっちの方が良いと判断すれば変更することもあります。
リモートでもできなくはないですが、やはり現地でオーナー様、施工業者と顔合わせしながら
進めることが、現地状況や温度感、お互いの考えなどが一番伝わりやすいのかなと思います。
上図の様に、打合せ後はお互いに齟齬が無いよう再度資料を共有し、本格的に着工に入っていきます。
その後はサイン指示書の作成や、都度現場からの質疑対応、進捗写真の確認をしながら竣工に向かいます。
今夜は熊本市内で一夜。
熊本でも大きいとされる祭り期間のタイミングに遭遇し、活気ある時間を堪能できました。
次回訪れるのは竣工検査。良いものができるよう引き続き頑張ります。
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鳴瀬
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2025.9.24線路沿いに佇むレオパレス

先日、リピーターの方より外リノのご依頼をいただき千葉県千葉市に向かいました。
以前にもいくつか外リノをご依頼いただいたオーナー様で、外リノ後は大幅な賃料アップ、
高値で売却もされており、是非今回もお願いしたいということでご依頼くださいました。
まだこの日は夏真っ只中。日々のデスクワークを考えると、たまには外日に当たるのも良いのかと。
物件は、1K 20㎡ 21室 鉄骨造 築30年。
西日にさらされた外観は塗装も剥げており、空室率も15%程度…
逆にリノベーションのし甲斐があるのではと、内心ワクワクしています。
レオパレス物件というのもあり、それを払拭して若年層の入居を増やしたいとのこと。
オーナー様の好み、建築形状、地域の特性、新規入居者層etc…
色々考えながら120%のデザインにたどり着ければと。
線路沿いというのもアイデアの一つになりそう。
どのように変化を遂げるのかは今後のブログをお楽しみに。
株式会社インターデザイン
鳴瀬
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