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2026.2.26休日アート散歩

先日、東京方面へ行く機会があり立ち寄った横浜美術館。

お目当ては企画展でしたが、建築空間もとても素敵だったので少しだけシェアします。

2021年から約3年間の大規模改修に入り休館していましたが、

2025年の3月にリニューアルオープンしました。

来館者を迎えるグランドギャラリー、この日の天気は曇りでしたが、

天井ルーバーから差し込む光は開放感を与えてくれます。

 

憩いのエリアとなるラウンジをはじめ、館内のあらゆる場所にピンクや茶色の什器が。

美術館の設計者である丹下健三が用いた御影石に含まれるカラーを抽出してデザインしたそう。

確かに、外壁も改めて見るとピンク~ベージュの御影石が使われています。

上がってきた気温のせいか、この空間のせいか、春らしい気配を感じます。

 

企画展の内容も非常に興味深く、気が付くと3時間ほど滞在していました。

展示はもちろん、空間そのものの居心地が良いとあっという間に時間が流れていきますね。

その後は美術館から電車で一駅、洋館建築が残るエリアがあったのでついでに訪問。

 

こちらはJ.H.モーガン設計 スパニッシュ様式の住宅。

白黒のタイル貼り床やアーチの開口、グリーンのアクセントが可愛らしいです。

 

東京への移動後、偶然立ち寄った秀英舎(現:DNP)の旧社屋。

レトロなモザイクタイルや漆喰装飾が復元されており、見応えがありました。

 

旅先で、気が付くとアート・建築巡りになりがちなのは私だけでしょうか。

 

 

株式会社インターデザイン

塩田

◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

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2026.2.25【建築AI】待ち時間は不要?AIで瞬時にレンダリング

前回のブログではAIを使った「パースの動画化」について紹介しました。

【建築AI】成功率はたった20%?パース動画化の裏側公開

最近は動画だけでなく、静止画のパースをAIでレンダリングする機会も増え、

中々実用的に使えているので、今回は、その実践的な使い方をご紹介したいと思います。

 

弊社では主に分譲マンションの取り扱いが多いので、架空のマンションの物件で、

実際の製作過程に沿って分かりやすくお伝えしていきます。

1. ベースとなる3Dモデル

まずは紹介用として、簡易的にテクスチャを貼っただけの3Dモデルを作成しました。

こちらは画像編集などを一切加えていない状態のパース画です。

2. AIレンダリング後

続いて、AIによってレンダリングしたパースがこちらです。

この違い、いかがでしょうか。

AIにプロンプト(指示)を出すだけで、たった数秒でここまでのクオリティに仕上げてくれます。

入力するプロンプトはとってもシンプルで、「現実のようなリアルな写真にしてください」と指示するだけです。

これなら、本格的なレンダリングソフトを導入していない方や、操作が難しくてなかなか手が出せていなかった方でも、あっという間に質の高いパースを完成させることができます。

しかし、ここで一つ注意点があります。

先ほど生成した画像を見ると、元々のパースで設定していた「外壁の素材」や「白いライン」が別のものに変わってしまっています。

これが現状のAIにおける弱点でもあります。

 

ここからは、元のパースで想定していたタイルや白いライン、植栽の位置などの整合性を取るための修正作業に移ります。

(※ざっくりとしたイメージの確認だけであれば、先ほどの工程のみ、ごく短時間で完成です。)

 

【修正の手順】

1.部分的に直したいところをプロンプトで指示し、イメージに近い画像をダウンロードします。(※プロンプトは長文よりも短くまとめた方がより効果的に反映してくれます。)

2.画像編集ソフトを使用し、使いたい部分のみを切り抜きます。

3.最初に生成した画像を土台にして、上から合成(貼り付け)していきます。

こうして手作業を加えることで、元パースで選定していた材料や色味に近づけていきます。

 

そして簡易的ではありますが次の画像が完成したパースです。

かなり元のパースのデザインに近づいたのではないでしょうか。

 

この状態では周辺情報がありませんが、もっと現実に近づけたパースを作りたい場合は、

Google mapのストリートビュー画像を活用します。

合成したい箇所を赤線で範囲指定してAIに指示すると、自動的に背景を合成してくれます。

ただし、現在のAIではぴったり位置が合うこともあれば、まったく想定外の場所に収まることもあります。

確実なのは、Photoshopなどの画像編集ソフトで簡単に合成し、その画像を再度AIに読み込ませてレンダリングをかける方法です。

 

今回のような架空の建物であれば、敷地や周辺情報はAIに完全に任せてしまうことで、次のように一瞬で背景を作り出してくれます。

ちなみに、今回の架空物件も、実はAIに簡単な平面図を生成してもらい、それを元に3D入力したものです。

ついこの前まではありえなかったようなことが、最近はどんどん具現化されてきています。

急成長するAIには恐ろしさを感じる部分もありますが、一方で作業時間の大幅な短縮や、

表現の幅を広げてくれるなど、私たちに多大な恩恵を与えてくれます。

これからは「AIに使われる」のではなく、「AIをいかにうまく利用していくか」が、

今後の大きな分かれ道になるのではないでしょうか。

 

今後もさらに新しい表現方法を模索しつつ、皆様にご紹介できることがあれば、

またブログでお伝えしていきたいと思います。

 

 

株式会社インターデザイン

平岡

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2026.2.12【建築AI】成功率はたった20%?パース動画化の裏側公開

最近、業務でAIを活用した動画制作や画像修正を行う機会が増えてきました。
特に今は「建築パースの動画化」に力を入れています。

動画の長さにもよりますが、制作期間は大体1日、長くて2日ほど。
こう言うと、「AIなら一瞬で動画ができるのでは?」と誤解されがちですが、
実際はそう簡単ではありません。

確かに生成スピードは速いのですが、「そのまま使える動画」が一発で出ることは、ほぼありません。

今日は、「建築パースの動画化」の裏側で何が起きているのか。
少しだけリアルな現場の話を共有します。

1. 「成功率20%」のガチャとの戦い

現在の動画生成AIは、一発で完璧な映像を出してはくれません。

「建物や窓がぐにゃりと歪む」「人が壁をすり抜ける」といった物理法則を無視したエラーが頻発します。
プロとして使える素材は、体感で10回に1回程度。

たった1分の動画(約8カット)を繋ぐために、裏ではその5倍以上の「ボツ動画」を生成し、
ひたすら選定を繰り返す作業が続きます。

2. 建築パースだからこその「高すぎるハードル」

ファンタジー映像や抽象的なアートなら、多少の歪みも「味」になります。

しかし、私たちは建築のプロです。「建築としての整合性」を守ろうとすると、
AI動画制作の難易度は一気に跳ね上がります。

「動きは面白いけど、サッシの割付が変わってしまったからボツ」

「光は綺麗だけど、外壁の質感が違うからボツ」

「デザインが変わっていないか? 構造がおかしくないか?」

この整合性チェックこそが最大の難関であり、AI任せにできない「人間の仕事」です。

3. 「簡単そうに見える」がゴール

AIツールは魔法の杖のように見えますが、実際は「非常に気難しい職人」を相手にしているような感覚です。
指示(プロンプト)が少しでも曖昧だと、全く違うものを作ってきます。

そのため、1日で仕上げるには、次のような泥臭い作業が不可欠です。

完璧な元画像の用意:動画にする前のパース(静止画)の時点で、AIが理解しやすい構図を作り込む。

動きの制御:「どこを動かして、どこを固定するか」を秒単位で指定する。

編集でのカバー:AIでどうしても破綻する部分は、人の手による編集技術で違和感を消す。

これらは全て、「AIの力」ではなく「人の技術と判断力」です。

もし完成した動画を見て「AIってすごい、簡単そう」と感じたのであれば、
それは違和感を消すために裏側で必死に調整した証拠。制作者としては一番の褒め言葉です。

魔法のように見えるAI動画も、実は「膨大な試行錯誤と細かい修正」の積み重ねでできています。
そんな裏側を知っていただけると、AI動画の見え方が少し変わるかもしれません。

これからも、品質とスピードの限界に挑戦しつつ、新しい表現を模索していきたいと思います。

————————————————

ちなみに、冒頭の画像はAIで生成したものです。
このようなアングルで画像を書き出し、「昼から夜へ移り変わる動画」にしたり、
「見せたいアングルを2枚用意してシームレスに繋ぐ動画」を生成したりしています。

ただ、建物の規模が大きくなればなるほど、形が破綻しやすくなるのが現状の悩みどころ。
とはいえ、この悩みも近い将来には技術の進化で無くなるかもしれませんね。

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平岡

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2026.2.41月31日 民泊実例セミナー満員御礼

1月31(土) 外リノ民泊 かゑる屋にて、実例セミナー付見学会を実施しました。

第1部・第2部とも、ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

セミナーでは、物件の取得から行政への届け出、施設のブランディング、運営まで、

かゑる屋に関することを幅広くお話しさせていただきました。中でも、

2年間の運営で得た収益とその分析についてのトピックは、

特にご関心をもってお聞きいただけた印象を受けました。

弊社としても、不動産投資の動向や、オーナー様の経験談をお聞きしながら、

情報交換の場として大変有意義な時間となりました。

 

ここ数年では、賃貸マンションのリノベーションだけでなく、

宿泊施設のリノベーションご依頼をいただくことも増えております。

今後も継続が見込まれるインバウンド需要。

宿泊施設の建物デザインでお困りでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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塩田

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2026.2.3既存との色合わせ

現在工事が進行中のリノベーション物件は全ての範囲の改修は行わず

一部の範囲のみ改修を進めています。

そのため、改修を行わない廊下と連続する壁や天井については、

現況に近いクロスを選定し、仕上がりに違和感が生じないようつなぎ目の納まりに配慮しています。

フローリングは変更せず、壁や天井、カーテンなどの入れ替えを行う部屋については

サンプル帳を持ち寄り、既存のフローリングと色合わせを行い検討中の材料と並べ、他の素材との相性を確認します。

改修範囲が定まっているとはいえ、かなり大掛かりな改修工事になっています。

 

海外製品の輸入クロスを提案する際は、実際にショールームへ足を運び

サンプル帳を開きますが、この時間はページを捲るごとに高揚感を感じます。

 

戸建て住宅ではあまり見かけることのない豪華な柄物のクロスは

様々な想像を膨らませてくれます。

この瞬間が魅力的です。

 

 

株式会社インターデザイン

古川

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2026.1.29呉市主催「美しい街づくり賞」を受賞しました

呉市にてリノベーション・デザインをした『赤ビル』が

第28回 美しい街づくり奨励賞を受賞しました。

半世紀以上にわたり造船の街、赤煉瓦の街、呉を見守ってきた『赤ビル』を

再び当時の赤煉瓦ビルとして再生する試みを高く評価するとのことでした。

全国各地にある古築建築を「街の記憶」として残し再生、

同時に所有者へあらたな収益を付加する、

外リノの精神がマッチした作品となりました。

 

 

ギャラリーはこちらから↓

街の記憶。

 

 

 

株式会社インターデザイン

 

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2026.1.9年の瀬もあわただしく

先日投稿した熊本の竣工検査ブログの続きとなります。

その日は1泊し、翌日は東京の新規ご依頼の現地調査のため、

熊本から直接飛行機で大阪オフィスを跨ぎ東京に向かいました。

(年の瀬ですので、来年に持ち越したくない気持ちもありつつ…)

 

今回ご依頼いただいたのはこちらの物件。

築約35年、21室、1LDKで、現在空室20室。

不動産会社様よりご依頼いただき、すでに外壁は大方塗装しているが、

そのタイミングで外リノを見つけてくださりこの度ご連絡をいただきました。

 

不動産会社様側では、

これまでは外壁を黒く塗装し展開してきたが、近年ブランドの陳腐化してきたとのこと。

その後も改善を試みたが、塗装後に意図した色味にならないなど、満足のいく結果にならなかったため、

デザインで物件に付加価値をつけたいとお話しいただきました。

 

すでに大方は塗装されているため、施工箇所も限られますが、

レンガタイルの雰囲気も活かしつつ、デザインで大きく生まれ変わりそうだなとワクワクしています。

 

年も明け、今はデザイン着手していますので、進捗報告を楽しみにしていただけたらと。

 

 

株式会社インターデザイン

鳴瀬

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2025.12.16コイズミ照明展示会レポート

先日、コイズミ照明の方々にお越しいただき、出張展示会を開催していただきました。

今回のメインは、「arkia(アーキア)」シリーズの新製品。

普段から弊社でもよく提案させていただくスポットライトなどの実機を触りながら、光の出方や微調整の方法など、

カタログだけでは分からない詳細な仕様を確認することができました。

これからのご提案に大いに役立ちそうです。

その中で、今回私が最も衝撃を受けた製品、「Tiny lumina(タイニールミナ)」について詳しくご紹介します。

1. 壁とフラットになる「12mm」の驚異的な薄さ

実物を見てまず目を奪われたのが、その「薄さ」です。 この照明は壁(石膏ボード等)に埋め込むことで、

壁面とほぼフラット(ツライチ)に収まるよう設計されています。

間接照明タイプで壁からの出幅はわずか12mm、全面発光タイプでも24mm。

一般的なブラケットライトはどうしても壁から器具がボコッと飛び出してしまいますが、これなら「器具」というよりも、

光を放つ「建材」のようにすっきりと空間に馴染みます。

2. 小さなお子様にも安心な「シリコン素材」

素材はアクリル、シリコン、メッキの3種類。中でも印象的だったのが「シリコンタイプ」です。

光の広がりが均一で美しいのはもちろん、素材自体が柔らかいため、万が一ぶつかっても怪我をしにくいというメリットがあります。

実際に保育園などでも採用されているそうで、小さなお子様がいるご家庭や、廊下の足元灯としても安心してご提案できると感じました。

3. プロのひと手間。「ゴールド」の扱い方

意匠性の高いゴールド仕上げのタイプもありましたが、実はゴールドの器具には「内部で反射した光に少し黄味が乗る」という特性があります。

そのため、シルバーなど他の色の照明と並べると、光の色味が微妙にズレてしまうことがあるのです。

解決策として教えていただいたのが、「あえて少し白い『温白色』の電球を組み合わせる」というテクニック。

これで反射光の色味を計算して調整するそうです。こうした細かな調整ができるかどうかが、空間の質を左右すると改めて勉強になりました。

4. 「時計」や「サイン」にもなる自由度

単なる照明としての機能を超えた、ユニークな活用事例も紹介されていました。

例えば、この照明を円形に12個配置して光を針のように動かす「時計」としての演出や、

光のラインで描く「客室サイン」としての利用など。

住宅の寝室のヘッドボードに組み込んで、ホテルライクな演出をするのも面白そうです。

今回の製品は、従来の「照明器具を選ぶ」という感覚から、「光そのものを壁にデザインする」という感覚に近いものでした。

ミニマルな空間や、器具の存在感を消した落ち着いた空間づくりをお考えの方には、非常に有効な選択肢になると思います。

 

株式会社インターデザイン

平岡

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