BLOGスタッフブログ

2023.1.27久しぶりの美術館

インターデザイン塩田です。

先日、会期前からずっと楽しみにしていた展覧会にやっと足を運ぶことができました。

 

訪れたのは、兵庫県立美術館。

最寄り駅から少し歩くと歩道橋越しに見えてくるこちらの建物、遠くからでも目を引きます。

 

特別展「李禹煥 」

李禹煥(イウファン、1936年生)は韓国出身の芸術家です。

ソウル大学校美術大学入学後に日本を訪れ、東洋と西洋のさまざまな哲学・文学を吸収していきました。

現在は、国際的にも注目を集めてきた「もの派」を代表する芸術家として知られています。

 

「もの派」では、加工していない石やガラス、ゴム、ステンレス板などを組み合わせた作品が特徴です。

難しいですが、あらゆるものは外部との相互関係により成立するという世界観だと理解しています。

 

 

今回の展示を見ながら、目の前の作品、展示されている空間、

そして自分という鑑賞者との間の境界が分からなくなるような感覚に陥りました。

相互関係によって成立する対話や空間とはこのことなのでしょうか。

作品を見たときのこのような不思議な感覚や心が動いた経験は、大切にしたいなとつくづく実感します。

 

 

 

 

今回は特別展目当てで行ったのですが、

美術館の設計者である安藤忠雄氏の活動をまとめた常設展示も見応えたっぷりでした。

 

手書きのスケッチや模型など、貴重な活動の記録たち。

展示も建物も圧巻で、とても良い時間になりました。

美術館や芸術作品から得た体験や学びを生かせる日が早く来ればいいなと思います。

 

最後は大阪の中之島にもある青りんごを眺めながら。

 

 

 

 

塩田

 

株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F
PHONE 03(6812)9363
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

 

 

カテゴリ:日々のこと,想うこと

2023.1.102022ユニソンフォトコンテスト入賞!

新年あけましておめでとうございます。

インターデザインの藤本です。

 

新年初回となる私の投稿はお知らせから。

 

エクステリアメーカー「ユニソン」の2022年度フォトコンテストにて

昨年リノベが竣工した外リノ物件が

シェアする暮らし部門で入賞しました。

 

該当物件ギャラリーはこちら

ブルックリン・ストリート

 

ユニソンフォトコンテスト

メーカー様ホームページ掲載URL

https://www.unison-net.com/photocontest/p65314/

該当商品は床の舗装のレンガと円形の開口が特徴的な壁面に使用したレンガタイルです。

 

エクステリアメーカーのフォトコンテストとあって他の受賞作品は軒並み新築物件ばかり。

更に造園家の方も審査員を務めるコンテストとあって美しい樹木とみせる物件がほとんど。

 

一方でこちらの物件では、敷地から一歩外へでると、歩行者や自転車の交通量の多い歩道がありました。

接道の手前でかなり勾配のきつい坂もある為、こどもなどが視認しにくい道路です。さらにその先の車道はバイパス。

それらを隠すように大きく育った植栽のせいで相当見晴らしが悪く

日々の車の出入りが危険な物件でした。

とはいえ毎回の剪定にかかる費用や手間もばかにならない・・・

そこで今回の外リノでは植栽をすべて撤去し

煩雑だったゴミスペースの利用を辞め、あらたにゴミ庫を設けました。

そういった経緯で「植栽を無くした」本物件

 

これまでのユニソンフォトコンテストにおいて

新築ではなくリノベーションの物件で、かつ植栽のない物件の受賞は異例なのだとか…

またメーカーの担当者様からとにかく綺麗だと評価いただいたタイルの割付については

施工前からmm単位で細かく検討。円の位置やサイズ、円に使用する枚数まで細かく検証を重ねていました。

 

その他にも既存の外壁タイルに近い印象になるように

大量のサンプルから最も色合いが近く風合いの良いもの

を選んだ経緯などもあり、とにかくこだわりの詰まった本物件。

 

その成果もありデザイン通りの美しい仕上がりに。

今回のフォトコンテスト受賞にもつながりました。

 

 

 

さらにこの物件、同じくユニソンの2023年度の卓上カレンダーにも採用されました。採用ページは年末の12月!!

今年もまた1年頑張らないといけませんね📅

 

 

さらにさらに、こちらの物件は次回発行分のメーカー様カタログページにも掲載予定です。

コンテストの応募や掲載にご協力いただいた管理会社様・オーナー様にも感謝です。

ありがとうございました。

 

 

自分が担当した物件がこうして評価されるのは嬉しいものですね。

以上、お知らせでした

 

 

皆様本年もよろしくお願いいたします!

 

藤本

株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F
PHONE 03(6812)9363
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

カテゴリ:日々のこと,新着情報・トピックス,材料チョイス,ブログ,パーツ,フロムオフィス,その他

2022.12.7今年もやってくる🎄

気付けば今年も数えるほどとなりました。

歳を重ねるごとに過行くスピードも増していくとはこのこと。。

つい先日まで半袖だったのが、もうコートに袖を通している。。

 

もうすぐ年末ですがその前にもう一つイベントが、、、!

 

という事で弊社大阪事務所では、今年もクリスマスツリーを設置しました🎄

 

スタッフ一同、仲良く準備します。

 

社長お気に入りのジャックが上から眺めています。

リラックスしているようで可愛いですね。

 

 

 

2022年後半も外リノに分譲マンション、たくさんのご依頼をいただき、

有難いことに忙しくさせていただいております。

年末までは体調にも気を付けて、より良いデザインを提案していきたいと思います。

 

 

また、ギャラリーも少し滞っていましたが、再開しましたので、

ご依頼の方はこちらのギャラリーも要checkでお願いします!!

【ギャラリー】

 

鳴瀬

 

株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F
PHONE 03(6812)9363
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

カテゴリ:インターデザイン,日々のこと

2022.12.6#外リノ日誌

 

12月に入ってから急激に寒くなり、本格的に冬が始まったという感じがしますね。

今年もあと残りわずかです…早い…!

 

最近、弊社での日々の作業過程を少しでも皆様に知っていただくために、

オフィス内で行われている様々なテストの様子を撮影することが増えました。

上の写真は、ちょうどマンションのラウンジに使用する材料を実際に用いて、

光壁の映り込みを検証している場面だそうです。

 

 

↑こちらは、とある物件で使用するサインを実寸で検討している様子をパシャリ。

思っていたより大きかった…といったことがないよう念入りにテストするんですね。

 

↑オリジナルのカーペットのサイズを、実際に地面に置いて検証している様子や…

 

↑検討する材料を全て机の上に並べて打合せする場面も。

 

私はここに来るまで、デザインをする過程はデスクに座ってひたすらじっくりと…

という雰囲気を想像していました。

しかし実際は、様々な材料を収集したり、材料を広げてテストをしたり、

全国各地の現場に足を運んだりと、想像よりもずっと活気のある環境だと感じます。

 

外リノメンバーに加わってから約2か月半…私自身が直接デザインに携わることはありませんが、

今後も新たな学びや気づきをブログにて共有できたらいいなと思っています。

 

今回ご紹介した日々の制作風景等は、

外リノInstagramのストーリーハイライト「#外リノ日誌」のタグで公開しています。

是非そちらもご覧ください…!

 

 

塩田

 

株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F
PHONE 03(6812)9363
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

 

カテゴリ:日々のこと,ブログ,想うこと

2022.11.10建築に外観はいらない!?

 

思わずどっきりするタイトル。
建築家、石井修生誕100周年の個展テーマ。
建築の外観デザインを生業とする僕たちにはけっして受け流しできないな。

石井修先生の建築は自然との共生。
ウチの町内、目神山には石井修先生のご自宅があり、
たくさんの石井作品が立ち並ぶ坂、「12番坂」がある、
その通りの家々は自然に溶け込み、通りからほぼ姿が見えない設計となっている。
12番坂の景観は歩いてみるととても木々が眩しく美しい。
住まい手がそこで快適に過ごせているのであれば素晴らしいこと。

表面的にSDGSを標榜する最近の集合住宅も、
いつかは経済の追求を休め、
自然共生となる日が来ると面白い。
石井作品のように。
そうなれば僕たち。。。。
廃業だな。。。。。

 

小寺

 

株式会社インターデザイン
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

 

カテゴリ:日々のこと,想うこと,個人的に

2022.11.9mm単位で検討

外リノのデザイン監理の様子。

 

現在工事中のとある物件。

足場工事も終わり、新規の照明の位置を決めないと塗装工事にも入れないとの事で

急いで照明の指示書を作成。

 

少し前まで施工会社様には原則「現況図面の作成」をお願いしていた外リノですがこの物件では

写真の上に寸法を入力していただく形としました。

 

 

施工会社様の手間を省くと同時に図面化されたときにはわかりにくい採寸間違いにも気づきやすいメリットがあります。

手書きの図面では細かな造作の出入りが反映されていなかったり、

抑える寸法の位置が違う事も中にはありましたがそういったミスは減ったように感じます。

一度自分達で下図にお越す手間は増えましたがそれでも全体をトータルで考えるとメリットも大きいと考えます。

 

ちなみに折り上げ天井や新設壁など大がかりな造作が絡む場合は

品質確保の為、変わらず施工図面の作成をお願いしています。

 

 

 

 

 

 

下図の作成も終わったところで照明の壁からの距離や照明同士のピッチをミリ単位で細かく検討します。

なんとなく全体の照度を均一に、無難にとなると廊下の中央に配置してしまいそうな照明も

あえて壁に寄せることで壁面に綺麗なダウンライトの光を落とします。

光の陰影に緩急をつけることでより魅力的な空間になると思いませんか?

 

 

急ぎは照明をとのことでしたがサインも非常に大事。

照明を先に決めて後日サインを検討した際に

(あーこの位置だとサインが影になってしまう・・・)何てことが無いように

同時に検討しないといけないのでこちらも細かく検討。

 

サインの線の細さもミリ単位で検討・調整しています。

提案通り・提案以上の仕上がりになるように日々の外リノ監理も欠かせません。

 

 

 

藤本

株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

カテゴリ:サイン,日々のこと,ブログ,現場監理,照明,デザイン監理,フロムオフィス

2022.10.26直接見て、触れて。

肌寒い日が続いていますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

私は先日、物件に使用する素材を集めに、先輩スタッフに同行しショールームを見学しました。

 

以前、自宅をリフォームして以来、プライベートでもタイル等のショールームを訪れることはありました。

ただ、目的なくふらっと立ち寄るよりも、使用する目的や条件が明確な状態で行くと

それぞれの素材の特徴や魅力がより感じられてワクワクするなと感じています。

また、実際に大きなサイズやより近い距離で素材を見てみると、

カタログや写真を見ているだけでは分からない雰囲気や異なる印象があり、驚きの連続です。

 

↓こちらも、同じ石材であっても表面の磨き方や加工によって見え方が大きく異なるんですね。

(左:ナチュラルバーナー仕上  右:本磨仕上 )

 

(左:内床用 右:外床用)

 

やはり、実際に見て考えていくことが欠かせない…ということを日々学んでいます。

多くの素材の中から、弊社スタッフが直接見て、触れて、丁寧に選定していきます。

 

様々なコンセプトや工夫がつまった弊社のデザイン事例は、外リノHPやSNSにて随時ご紹介しています。

(↓↓↓ 以下のリンクから ↓↓↓)

ギャラリー

Instagram

 

是非、チェックしてみてください!

 

塩田

 

株式会社インターデザイン
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

カテゴリ:日々のこと,想うこと,個人的に

2022.10.25芸術の”秋”

蓼科での社員旅行の途中、八ヶ岳美術館に足を運びました。

 

大自然の中にひっそりと佇む姿、何とも言えない空気感を感じます。

こちらの美術館、上から見ると小さなドーム型の部屋がいくつも連なってできています。

建築家・村野藤吾の設計で山脈や連峰を想像させるデザインとなっており、

曲線を多く使ったユニークな外観に仕上がっています。

こういったなかなか出会えない面白いデザインには心がワクワクしますね。

 

 

美術館の中には彫刻家・清水多喜示の作品がずらりと並びます。

 

館内上部にはドームに沿ってレースの布が貼られており、

ドレープが温かく柔らかい雰囲気を作り出しています。

綺麗でつい見とれてしまいました。

 

 

また美術館の外では中学生たちの作品も展示されていました。

独創的な作品も多く、若いながらにセンスを感じ尊敬のまなざしで鑑賞。

どこを指さしているのでしょうか。気になりますね。

想像を搔き立てられます。

紅葉とも相まって、まさに『芸術の”秋”』。

 

 

おまけですが、

帰りの道中で鹿の親子を発見。

他にもキツネやタヌキもいたりと、野生の動物と出会えるのも自然ならではの魅力。

癒されます。

 

 

 

紅葉の時期、自然と芸術を感じに蓼科へ足を運んでみてはどうでしょう?

 

 

鳴瀬

 

株式会社インターデザイン
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

カテゴリ:日々のこと,想うこと,個人的に