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2023.3.31大学もリノベーション

ビューティー&ウェルネス専門職大学の開学式に参加してきました。
4年ほど前からのプロジェクトでもあり、関係者含め苦労を重ねてきた物件。
開学式自体は昼前なのですが、現場をじっくり見たいため、朝一で現場に向かいました。
4年という歳月の中、最後の数ヵ月しか関われなかったですが、
私が携わった検討箇所も確認できましたので、その箇所も含め紹介したいと思います!
【図書室】



図書室はリノベ箇所も多く大変だった印象。
まずは入口のサインに引き寄せられます。
カーペットはミスパリのロゴをモチーフにデザイン。
パターンも柄や色を変え数パターン用意した中から決定しました。
家具のファブリックも、面積の大半を占めるカーペットとの色味を考慮しています。

机やロングベンチにはコンセントとUSBポート。
スマホの充電や、PC作業において便利なポイントです。
【講義室】


講義室は木調のタイルとクロスで統一し、柔らかい雰囲気に。
美容大学において、『女性の割合が多いこと、清潔感があること』は重要項目として考えていました。
そのため清潔感もあり、明るい雰囲気になるよう心掛けてデザインしています。
また、講義室と共用廊下を挟む壁はガラスとし、
目隠し代わりに弊社にてデザインしたフィルムを貼っています。
室内に座る人の目線、廊下に立つ人の目線に、線の太いラインが来るようになっています。
社内でも検討した甲斐がありました!
【イートインスペース・共用廊下・エレベーターホール】



ヘリンボーン貼、可愛いですね。
一般的なイメージは(私個人だけかもしれませんが)、
色も濃く、赤茶や黄色のが多いような気がしますが、
明るめのグレーが入ることによってフェミニンな印象を感じます。
廊下とエレベーター内壁は、図書室のカーペットと同じロゴデザイン。
こちらは図書室のカーペットと違い、色味を抑えることによって、
他のデザインとの調和を図っています。
ただしデザインで差別化できているのも良いポイント。
【トイレ】

今回、トイレに写真の白タイルを使用しましたが、
大学なだけあって箇所数が多く、なかなか平米数に対する在庫がなく苦労しましたが、
最終的にはしっかりと納まっていて安心しました。
【各種サイン】



統一されたサインデザイン。
色味、サイン共に洗練された面持ちに。

大規模な大学のリノベ。
この経験を外リノにも活かしていきたいと思わされました。
今春開校。
少しばかり残もありますが、
ここに通う学生にも喜んでいただけるデザインだと幸いです。
鳴瀬
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F
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2023.3.30竣工検査 / 大阪府豊中市

竣工検査のため、北大阪の物件の撮影に行ってきました。
私が外リノスタッフとして初めて出張に行った物件であり、
当時は着工打合せで、その場で塗装色も確認し、これから工事着手といった状況でした。

最寄りの千里中央駅から歩いてくると、迎え入れられるように美しいゲートが現れます。

( ↑ 施工前)

( ↑ デザインパース)

( ↑ 施工後)
完成後の姿を見ると、しっかりとデザインパース通りに出来上がっています。
色彩は既存色に近いながらも、造作やアクセントのボルドーカラーで様変わりしています。
この物件、日中も綺麗なのですが、夜景はまた洗練された表情を醸し出します。

個人的には、ライトアップされた白の塗装とアイアン手摺が
特別な雰囲気を出していて素敵でした。

また、切文字や内照式のサインを多く使用していましたが、
一部、ゴミ庫の箇所のみペイントサインとしていました。
ここだけペイントというのも統一感がないため、
施工後ですが、切文字で対応しました。

ここの切文字もスポットライトによる凹凸感が陰影によって映し出されて綺麗です。

また、デザインパースではわからない細かな塗分け。
ですが意外とデザインには重要な項目。
今回は工事着手前に現場にてご指示させていただきました。

施工業者様にも綺麗に対応いただいています。
またまた個人的にですが、配線や配管も気になるところ。


剥き出しになる場合も、塗分けや同色にて綺麗に塗装されていると、
周りと馴染み、違和感を感じませんでした。

本物件は以前よりギャラリーにもアップしていましたが、
新しく今回の夜景も追加しましたので、是非チェックしてみてください!
↓ ↓ ↓
鳴瀬
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2023.3.17宿泊施設も外リノ

昨年末にご依頼いただいた外リノ。
場所は青森の宿泊施設。
その宿泊施設は湖畔にあり、湖までは10mほど。
ロケーションは抜群。

調査日は12月、雪の青森。
別の外リノスタッフにて撮影に行かせていただきました。

今回、外観はオーナー様の意向により手を付けず、内観のみのリノベーション。




宿泊施設ともあり、
エントランス、ラウンジ、受付カウンター、食事スペース、居室、トイレ、大浴場、、、
階段や廊下も含めるとかなりの大規模。
それでもデザインを入れるため、あらゆる箇所の写真を大量に撮影。
撮影した写真をもとにコンセプトを踏まえ、デザインに入れ込みます。
(前回のブログ投稿同様に雰囲気だけお見せします)
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現在はオーナー様へのデザイン提案も終え、
青森の雪解けを待ち、今工事に着手したとのご連絡がありました。
これから、サイン指示のため資料作成に入る段階です。
今回はサインの種類、箇所数も多いため、調整しながらうまく進めていきたいです。
オープンは2023年夏。
完成したらぜひ泊まりに行きたいです。
鳴瀬
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2023.3.8レトロなタイルは撤去するべき?

東京小岩の物件。
築50年を迎えるレトロタイルと、ド派手なオレンジのカラーリングが特徴的なこの物件。
今回大規模改修を検討中とのことで弊社ではこのようなデザインを提案させていただきました。

既存のレトロタイルはこの物件の個性。
エントランスの石材もこの時代ならではのいい素材です。
既存を引き立てるホワイトとチャコールのカラーリング。
処理の難しかった屋上のタイル面にある三角形と丸の造作は
塗分けで整理するデザイン。
オーナー様は「このタイルもなんとかしないといけないと思っていた(撤去的な意味で)」
と、デザインやコストの面でも嬉しい様子。
つい先日の提案でしたがあっという間に見積りも終わり、工事も始まり
先日届いた写真がこちら。

デザイン通り出来上がってきているのが確認できました。
塔屋のサインもデザイン通り。
外リノは外観のリノベーション。
使えるいいものは活かして、整理することで既存の建物の魅力を引き立てます。
こちらもレトロタイル。
藤本
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2023.3.3空間の神はディティールに宿る。

という書籍を若い時に好んで読んだ。
きっと今も本棚の片隅にある、デザイナー松井雅美の著書。
確かに当時、彼の空間は細部に優れ、若い自分には神々しく感じたように記憶する。
しかし語源はミース・ファンデル・ローエ。
『神は細部(ディティール)に宿る』だと認識していたが、
ことばを遡ると、それは中世の神学者までたどり着くらしい…。
そんなことはどうでもよくて、今回、
『細部に“時間”が宿る』と、こんな建築になるといった作品が竣工してしまった。
まったく描き始めてから描き終えるまで、
自分でもエンドが見えなかったデザインの細部。
いくら描いて、いくら修正したかわからない詳細は、
画家の習作エスキースのよう。
その仕上がりは甲斐あって、神々しい。
…と自分では思う…。
クライアントと施工者さんには少しご迷惑をおかけしたかもしれないが、
商業的に成功していたなら救われる。
いずれにしても最初で最後になるだろう、神がかり詳細。




小寺
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2023.3.2開学を前に…。
5年がかりで取り組んできた横浜の大学。
今月末の開学を目前に現場は急ピッチ。
さわやかに陽が差し込む教室や廊下。
緑に包まれた図書室など、
学園の主たる施設が徐々に仕上がってきた。
あとひと月もすれば大勢の生徒さんたちがここへ通って来るだろう。
この場所で多くを学び、友情を育み、人格が形成される。
集合住宅のデザインとは異なる感慨が、ある。


小寺
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2023.3.1わかってたけど…

東京都北区赤羽、昨春竣工の作品『ヴェレーナグラン北赤羽フロント』。
その真横に今春竣工の作品、『ヴェレーナグラン北赤羽ザ・マークス』
が竣工したのでクライアントと見学へ。
わかってたけど、造形のクオリティはやはり見ていて飽きることがない。
当マンションの、最近のコミュニティサイトを覗くと、
購入した人たちが竣工を待ちわびている様子や、
足場のシートが外れ外観がのぞくたび喜んでいる様子が見えて面白かった。
安心してくだい!隣と同じものが出来るんですよ…。
なぜなら1棟目と2棟目は同じデザインの双子建築だから。
購入者さんもわかってるはずなんだろうけど、
やはり自分の購入した建物はキラキラした希望のまなざしで見つめてしまうもの。
1棟目のお披露目時のインパクトはとても強かったけれど、
今回2棟目の竣工もかなりインパクトがあるだろうと想像していた。
それはふたつの連続で生まれる大きな壁のスケール感や、
見上げた時のスカイライン、夜間の壮大なライトアップなど、
画からはぜったい想像できないリアルな建築の効果があるから。
すべての購入者さんたちに感じていただけると願いたい。
環八沿いの景観を、少し変化させたかもしれない…。
わかってたけど…。


小寺
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2023.2.21第3回 ロジウラのデザインは?【元町ロジウラ再生プロジェクト】

ロジウラ再生プロジェクトも早いことに第3回目となりました。
図面やスケッチを作成したり、建物に使用する材料を選定したり、
リーシングに向けた会議をしたりと、コスパ・見映えの良いリノベのためにスタッフ一同奮闘中です。

さて、今回はデザインのお話。
『第3回 ロジウラのデザインは?』
建築デザインは、街並みとの共存。今回は路地裏の景観をデザインします。
一方で、”路地裏”という場所は、表通りからの誘導と見映えが重要。
集客できる店が2、3軒となってその路地裏が活気づきます。
では、どんな誘導、どんなデザインにする?

元町は異文化の街。和でもあり、洋でもあり、華でもある。
そんなことも考えながら、表現するとこんな感じに。

リーシング用のスケッチは、コンピューターではなく手書きにこだわります。
こんなにも印象が違う、手と機械の画。並べて見ると、その差は一目瞭然です。

色付けをするとさらにイメージが鮮やかになります。

作成した図面やスケッチをもって、早速リーシングのための打合せをしています。
どんな建物になるのか…ますます楽しみですね。今後の活動もお楽しみに!
【過去のブログはこちら】
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