BLOGスタッフブログ
2025.1.30竣工撮影 / 民泊外観リノベーション

大阪市西成区に竣工撮影へ。
今回の物件はコスト感を意識した取組でした。
工事概要としては大きく3点。
・単色でのファサードの塗装
・バルコニーを木のルーバーで目隠し
・サイン、照明の取付け
外国旅行者も多く宿泊する本物件です。
どれだけ日本の下町らしい建築物の特徴を維持するかという点が今後のセールスポイントになりますので、
モダンな要素兼日本らしい要素を木ルーバーで表現し、慎重にデザインを行いました。
突出し看板は、施工業者様の選定でオリジナルで製作するより安価な既製品としました。
弊社過去事例で使用しているものとはまた異なる風合いですが、本物件によく合うものになりました。
詳しくはギャラリーにて公開していますので是非、ご覧ください ↓
内装も事業主様が素晴らしいリノベーションを施しているので、ギャラリーと共に下記の事業主様HPもご覧ください。
株式会社インターデザイン
駒居
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2024.12.12~関東分譲マンション見学会 2024~

2023年4月に投稿した『~関東分譲マンション見学会~』ブログから1年半。
あれから新たに竣工を迎えた大型分譲マンションの見学に訪れました。
今回は大和地所レジデンス様の物件で、創業30周年記念大型プロジェクトの物件も兼ねた見学会でとても見ごたえがありました。
弊社では「外リノ」と称して賃貸マンション等の外観リノベーションを日々行っていますが、
元々は分譲マンションのデザイン会社をメインとした会社として発足しています。
今では二足の草鞋として経営しお互いの良い部分を継承しながら進歩してきています。
今回のブログはこのような大型分譲マンションのデザインも行っているところを外リノの
お客様にも知っていただけたらと思いますので、今回見学した3物件をご紹介させていただきます。
(少々長くなります…)
【①ヴェレーナグラン菊名の杜】

まず初めは横浜市の菊名にある物件。
こちらは30周年プロジェクトとの一つに当たる大型物件。
下層のベージュと上層のブラック、ボーダーによる水平ラインが綺麗に出ています。
ぱっと見では高さがないので大型物件には見えませんが、
土地を広く使いその中に複数の棟が配置されています。
傾斜地に建設しているため、棟ごとに階層も異なり目線から見える水平ラインも魅力的です。




反対側のサブエントランス面。
マリオンの出幅も効いていてはっきりとした陰影が出ています。

エントランスにはアルミの装飾パネルを使用。
外部との透け感、抜け感が綺麗です。


エントランスから集会室。載せたい写真がたくさん…

こちらの照明は既製品ではなく位置から特注で作っています。
外円から上下に漏れる光が綺麗です。


せっかくの機会なので部屋内も見学。
メゾネットの部屋は開放的で光も良く入ってきます。
額に切り取られた窓から見える景色も贅沢。
【②ヴェレーナシティ鎌倉深沢】

横浜からモノレールに乗り継ぎ鎌倉まで。
この辺りはインターデザインがデザインした分譲マンションがいくつも建つエリア。
電車に乗りながらも見学できるのは見ものです。

パースと比較しながら撮影。
ほとんど変更もなくパースとおり再現されているのが分かります。
こちらの物件は30周年記念プロジェクトではありませんが、スケール感は菊名に劣らず威厳も感じさせます。


妻面窓の上下ボーダーいっぱいのハイサッシ、コーナー部のボーダーまわしも綺麗です。

エントランスもパースとおりですが、両脇の石がより重厚感のある入口へとグレードアップしています。
エントランスを抜け階段を下りてラウンジへ。

開放感のある吹き抜け部分はラウンジとワークスペースに繋がります。
床のヘリンボーンは天然木で造作の木と色味を合わせるため、メーカーにて調色していただきました。
何とも贅沢な空間…
こちらは本物の暖炉に見えますが、ミスト暖炉と呼ばれ下から出る水蒸気に光を当て炎の揺らぎを再現した製品。
実際に手で触れても熱くなく、空間の演出に効果をもたらしてくれます。

こちらも住戸内を見学。
共用廊下や一部住戸内からは富士山も見えます。
エントランスをまっすぐ抜け、駐輪場の横にあるこちらの外構エリア。
存在感のある大きさの石に季節を感じる木々。そこに開かれた通路には趣を感じます。
自転車を止めるシーン、帰宅し外廊下を歩いているシーンでも目に入り、
入居者にとってもこういった特別な空間は入居の決め手になっているかもしれません。
【③ヴェレーナグラン北赤羽 マスタープレイス&マナープレイス】
最後はこちらの物件。
物件規模が桁違いのため画角に入りきりません…
こちらももう一つの30周年記念プロジェクト物件であり、この北赤羽に肩を並べ併設しています。
以前、隣駅の赤羽にもツインの分譲マンションをデザインしています。
規模感も同じくらいですのでこの地域だけでもとても見ごたえがあります。
マリオンが最上階の梁を超えて上まで伸びているデザイン。綺麗です。
また本物件は荒川沿いに面しており、土手沿いから見える造形もまた迫力があります。
こちらは内一棟のエントランスファサード。
内側のバルコニーを巻き込み、各所に配置したガラスに抜け感の差を感じます。
エントランス正面にはRの本石。
奥へ進むとミラーの壁面に垂直に流れるライン照明。
この日は点いていませんでしたがスタイリッシュな都会感を思わせます。
ラウンジの壁一面には特注のアルミ装飾パネル。
そしてこちらがもう一棟のエントランスアプローチ。
こちらはまだ工事が残っているので、これから植栽も増えエントランスもより豪華になる予定です。
なのでその中の一部だけをご紹介します。
エントランス入ってすぐのこの空間。通常のマンションとは規模感が桁違いで高級ホテルのよう。
真ん中にある丸い空間はなんと、、
特大のオリーブの木が植えられています。
このラウンジを通る人々、ワークスペースにキッズルームなど、
あらゆるシチュエーションの中で見守られるように佇む。
ここに住む人々に追っても癒しのスペースになるのではと。
いかがでしたでしょうか。
盛りだくさんにご紹介しましたがまだ足りない、そんな気がしています。
外リノのお客様にも、今後弊社の分譲マンションで培ったデザイン力や経験を活かしていけたらなと思っております。
このブログを見て少しでもご興味いただけましたら是非インターデザインまでご連絡ください。
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鳴瀬
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2024.10.2外リノ新築も続々と

以前、他物件でリノベーションのご依頼をいただいたオーナー様より、
この度新築のデザインをご依頼いただきその物件がついに竣工いたしました。

見上げも綺麗です。
今回はスタイリッシュなカラーリングでまとめ上げました。
本物件はオーナー様よりハウスメーカーで選ばており、最近では弊社でもよくご依頼いただきます。
ハウスメーカーでは仕様もあるため外壁材の貼り分け位置が決まっていたり、
外壁材の上から塗装ができない(保証が外れるため)があるため、デザイン面では少し制約もありますが、
その分その範囲内でどうやるかが腕の見せ所となります。

アプローチ部分も照明による誘導が綺麗です。

日が沈むとエントランスのダウンライトも点灯し、より明暗のコントラストがついたアプローチに。

共用部はこのアールのついた壁が特徴的。

風除室から廊下へのなめらかな誘導は、宅配ボックスの目隠しとしても働いており、
デザイン的にも視覚的にも効果的なデザインに。
本物件は竣工までにほとんどの入居が確定しており満室に近い状態。
デザイン部分でお力添えできているのではと実感しています。
他の写真はぜひギャラリーから。
新築のご依頼も最近ではたくさんいただいております。
まわりと差をつけたいならぜひインターデザインへ。
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鳴瀬
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2024.7.4夜のポテンシャル

愛知県小牧市の外リノ物件がついに竣工。
検査含めて初めての私一人で対応させていただいた思い入れのある物件もこれで最後。
小牧市はモダンで先進的なデザインの建築がいくつかあり、
市役所や図書館もそのうちのひとつ。

↑小牧市役所

↑小牧図書館
そんな地域に続くデザインを今回のコンセプトに取り入れた経緯があります。
こういった地域性を考えるのもデザインの面白いところ。

そして出来上がったデザインがこちら。

シンプルなカラーリングにグリーンの差し色が良いアクセントに。
シルバーの横ルーバーもエントランスをスタイリッシュに魅せてくれます。
物件名の『MACHILUS HOUSE』の由来は、小牧市の市の木がタブノキで、
オーナー様からのご希望でこちらの物件名となりました。
個人的にもこの名称気に入っています。

ここにもこっそり「M」「H」を入れています。
実はここも個人的にお気に入りポイント。
そして本命はここから。

夜になるとルーバー先端のL字のライン照明がひときわ目立ちます。

まわりには街灯も少なく遠くからでも他の物件と差別化できるデザインに。
中から漏れる照明で奥の階数表記サインも良い感じに。
オーナー様も喜んでいただき感無量です。
もうすぐギャラリーも上がりますので乞うご期待。
株式会社インターデザイン
鳴瀬
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2024.6.11照明のコツは「スカラップ!?」

照明用語で「スカラップ」という言葉はご存知でしょうか。
私もこの呼び方については、つい先日知ったのですが
検索では
直訳では帆立貝(scallop)のこと。
照明用語では、スポットライトやダウンライト等で壁面に近接配置した場合に見える、
帆立の貝殻のような光のエッジのことを指します。
なんのことかというと、この物件の左側 白い壁面に見えている光の陰影や

この物件の右側の壁面に見えているこのような光の事を指します。


最初の物件の工事前はと言うと廊下中央に蛍光灯が埋め込まれています。

こちらの物件の工事前もダウンライトですが同様に通路中央に均一に配置されています。

事例を挙げ始めると きりがないのですが外リノをご依頼いただく築古物件の多くが効率的に明るさを確保する為、
空間の真ん中に最小限の器具を設置している事がほとんどです。
昔は器具本体のサイズも大きく。現在のような意匠照明なかったのが要因ですが、
空間全体がぼやっと照らされた空間は「暗い」印象の建物になってしまいます。
現在でもスカラップを出さないのが美しいという考え方もありますが
外リノではあえて照明を壁側に寄せて設置することで
光の陰影をデザイン上の演出に利用しています。
サインや見せたい整った壁に向け光を落とす一方で、
火災報知器やPS、MBなど見せたくないものには
極力光を当てずに照明のメリハリをつけています。

このように照明計画の際は、実質的な照度よりも視覚的な照度を確保することがデザインのポイントです。

照明やり替えの際や、新築の照明計画の際には是非この「スカラップ」を上手く取り入れてみてはいかがでしょうか。
藤本
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2024.5.285/25 外リノ大阪見学会
~撮影係のレポート~

5月25日(土)に外リノ大阪見学会を開催しました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今回は約1年ぶりに大阪見学会を開催。天満~天王寺エリアで人気の外リノ事例をご覧いただきました。
終始、多くのご質問やご感想をいただき、大変活気のある見学会となったと思います。
【1件目:大阪市北区 2001年竣⼯ 2023年外リノ RC造7階建】ギャラリーはこちら!

まず1件目は、大阪天満宮駅から徒歩5分の人気物件へ。グリーンの内照式丸看板が目を引きます。

浮かし取付や吊り取付の切文字など、あらゆる手法のサインを盛り込んだデザインや、
タイルへの塗装を施したデザインなどが大変好評をいただきました。

各材料や費用についても多くご質問をいただき、細部までじっくりとご覧いただけたかと思います。
【2件目:⼤阪市北区 2001年竣⼯ 2022年外リノ RC造 8階建】ギャラリーはこちら!

続いて2件目、ヴィクトリア調のデザインが特徴的な外リノ事例へ。

外リノスタッフが事務所から持参した化粧モールのサンプルをお見せしながらご説明。
見学会では、実際に使用した材料の詳細や、工事費を含むその費用、
減額案のデザイン再考のポイントまで、細かくお伝えしております。

ちなみにこちら物件は、家賃アップと満室経営継続に成功している人気物件の一つで、
収益物件につながるデザインを体感していただけました。
【3件目:⼤阪市阿倍野区 2019年竣⼯ 外リノ新築 RC造10階建】ギャラリーはこちら!
最後は、外リノ見学会では初公開となる天王寺の大人気外リノ新築。

こちらは、大手ハウスメーカーの物件のデザイン部分のみを外リノへご発注いただいた事例。
当日は管理会社様にもご参加いただき、メンテナンスの部分なども詳しくお話しいただけました。

実は私もこの物件も見るのは初めてでしたが、高級感のあるデザインは圧巻。
グレーミラーや木調ダイノックシート、化粧モール、ロートアルミなど装飾的な材料を使用した
ホールデザインはかなり見応えがあり、参加者様たちも盛り上がっている様子が見受けられました。

使用したタイルの品番についての質問にもその場でご回答!
細かい部分まで、深く関心を持っていただき大変ありがたく思います。
メインの物件見学後はあべのハルカスを横目に… 過去の外リノ物件の前を通過しながら駅へ。
なんだかんだで盛りだくさんとなった大阪見学会。
参加者の皆様にとって少しでも有意義な時間となりましたら幸いです。

次回のイベントも近々ホームページにて更新予定です!
是非、お気軽にお申し込みください!
塩田
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2024.5.8検査後もしっかり対応

本日で現地に向かうのが3回目の愛知県小牧市の賃貸マンション。
現在足場がかけられ、ぱっと見は黒い要塞のようにも見えます。
今回は足場解体前検査として足場を撤去する前に、現地にて塗分けの間違いや
現地での気づき、着工打合せ時に共有していた内容の反映確認などを行います。

足場に上るのは久々で、小雨も相まって足元に注意しながらの確認。
普段施工業者様とは随時メールや電話でのやり取り、送付写真での確認はしていますが、
現地に行くと写真では分からなかった箇所や、足場に上ることで気付く点もいくつか出てきます。

例えばこちらの天井付の室外機設置金具。
1階からの目線だと、この水平部分が天井に反映されて天井部分のホワイトが綺麗に通りません。

こちらは屋根と妻面の塗分け部。
屋根部分でホワイトとベージュが止まっていますが、前面からの見え方を考慮すると屋根まで塗装したい。。
本物件、妻面はあまり見えない立地となっていますがデザインにおいて妥協はしません。

こちらは2階階段の踊り場。
「消火器」と書かれたパネルの上部にサインを入れるのですが、当初の現地調査ではこのパネル文字に気付かず。。
サインの効果としては、1階から歩いてくる入居者に向けたものであり、
「消火器」の文字も見えてくることになりサインの効果が半減します。

そのため検査後は施工業者やオーナー様と齟齬のないように、上図のように資料を作成し
より綺麗に魅せるよう細かいところまで再度指示しています。
完工まで残り1ヶ月ほどですが、まだペイントサインや電気工事といった大きな項目もあるので、
密にやり取りしながら進めていくのみです。
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鳴瀬
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2024.2.14トラブル発生ポストリノベーション

栃木 女子学生マンションのリノベーション。
元々ついていたポストが古くセキュリティ面が心配。
総戸数も多く、狭い通路では下の方のポストは使い勝手が悪いだろうという事で
外リノを機にポストのリニューアルをご提案。
取りにくかったポストの半数以上を反対側の管理人室の窓開口を利用して移動させるご提案をしました。
しかしここで想定外のトラブル発生。
いざ施工が始まり古いポストを外してみると…

元々ポストがあった壁面はタイルが貼られていませんでした。

新たなレイアウトでもこの通り…周囲にタイル仕上のない壁面が大きくでてきてしまいました。
そこで今回はオーナー様にも相談し追加の金額はかかりますが意匠的には類似タイルを張りたいとご提案しました。
施工会社様に類似タイルの選定を依頼しご提案いただいたのがこちら

どうでしょう。
既存が山型の凹凸のあるタイルだったのに対し外寸は同じでもこちらはプレーンなタイル。
出来上がった際にどこが補修のタイルか一目瞭然でわかってしまいます。
これではデザイン的に承認ができないということで、弊社にて再選定した近似タイルがこちら

ほぼ同一のタイルが見つかりました。

工事途中ですが、最新の写真がこちら。
タイル面の塗装も完了し、今となってはどれが補修のタイルだったかよく見ないとわからないレベルです。

まだいくつか残工事がありますが物件名の大きなサインも入り見違えるエントランス空間になっていました。
施工会社の担当者様曰く、
入居者の学生がよくこのホールで写真を取ったり、飛び跳ねて動画を撮影しているのだとか。
デザインの狙い通りに写真映えのするエネルギッシュなエントランスです。
近所の住人からも綺麗になって見違えたと好評なようで、入居者からも地域の人からも愛され物件に変身中。
工事竣工までもう間もなく。
今回はオーナー様のご理解もあり追加費用がかかりましたが綺麗に納めることができました。
皆さんも既存のポストを交換の際、壁の仕上には要注意です。
藤本
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