BLOGスタッフブログ
2021.11.2材料チョイスで散らかるデスク

分譲マンションのマテリアル選定中。
今回は木調のマテリアル類を大量に検討中。
木とひとくくりにしても素材は様々。
天然木はもちろん、タイルやスパンドレル、シートにクロス 家具の棚板のメラミンまで
素材が違えば更に無数の色があり、柄があり、その組み合わせの総数はきっと何千、何万通り。
とはいえ1つの空間に複数の色柄が出てくるとおかしいので
あえてアクセントに2種類使う場合もありますが基本的には色柄を統一していく事が多いです。
選択肢の少ない素材も多く、無数の組合せのサンプルの中でも色柄の近いコーディネートのできる組合せとなるとごく僅か。
今回も色柄の選択肢の少ないマテリアルから順にスパンドレルのシート、フローリング、
そしてダイノックシートに最後は造作家具のメラミンの順で検討中。
このような作業は毎回大変でいつもデスクが散らかっていく
別物件のサンプルや工事中の物件の質疑なども平行してあるのでデスクも頭も整理が必要です・・・
藤本
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:デザイン,ブログ,材料チョイス
2021.11.1高級物件の条件
分譲マンション、賃貸マンションにかかわらず、集合住宅には高級物件といわれるカテゴリーが存在し、多くの場合、それは特定の地域に集中して見られる。
高級物件の明確な定義はないと思うが、地域において秀でた売値や賃料を維持していることが、分かり易いひとつの目安になるだろう。
分譲マンションの場合は立地と事業主によるヒエラルキーが支配的で、ほぼそれ以外の条件下で高級、高額物件になりえることは少ないが、
企画や仕様、デザイン次第では先の条件以外でも高級物件になりえることもまれにある。
手前みそだが、弊社で監修している分譲マンションにもそのような物件がいくつか…
賃貸マンションの場合、分譲のように財閥資本や電鉄資本など大手の参入は少なく、分譲ほどアドレスに縛られて価格が高騰するということもない。
また大手資本はプレハブ賃貸など、高級市場以外にシェアを広げているので、高級賃貸のサプライは地域ごとのローカルな資本に委ねられているように思える。
最近はこの高級集合住宅のデザイン依頼が少なくなく、事業主による、市場のカテゴライズと分析が進んでいること、顕著な格差消費が如実にあることを実感する。
ただそうは言っても、NYやシンガポールなどに比べ、ベーシックな賃料が低い日本では、高級賃貸において何十、何百という大型の箱が成立するわけではないので、
なおさら周辺市場に明るい地域のサプライヤーに優位性があるように思える。
今回渋谷で始まる新しいデザインは、地域に地盤を持ち、市場に詳しい事業主の案件。
提案のため市場を手探りながら、広域に集客できるようデザインをしているが、渋谷生活圏の富裕層に受け入れられるかがポイント。
今後も首都圏、関西圏、中部圏において賃料が30~50万円戸当たりを上げるレジデンスの需要は伸びるだろう。
デザインする自分たちはまず、消費者心理を紐解くことから始まり、ライフスタイルの定義に終始しながら作業を進めることになる。
ライフスタイルを明確にビジュアライズできれば、高級な空間はさほど難しいデザインではない。
むしろ今後は、こういった高級物件を周知する媒体がもう少し出てくれれば良いだろう。
カテゴリ:デザイン,ブログ
2021.10.28ラギットとネオンの親和性。

先日、阪急神戸三ノ宮の駅に訪れた際、高架下のあまりの変容ぶりに驚きました。
コンコースから続く線路の北側がメインのデザインではありますが、
南側の古い商店街との境界線を、ネオン(ライン照明)のデザインで上手く処理しているなという印象でした。
弊社がデザインする際も多くの物件で、
周囲の環境をデザインに取り込む必要があるため、
隠しきれない配管や、無骨な部分をあえて残したり、
塗装のみで露出させることが良くあります。
その際に、新設する部分と既存を残す部分を、
段階的に馴染ませるコツとして、ネオン(またはライン照明)を使用することがあります。
※ネオンを用いたデザイン画像提案例
最近は飲み屋街や、韓国風の飲食店等でネオンが使用されている所を良く見ますが、
大きく見せるのではなく、単線やポイントで使用することで、
古くなり、味のある建物のポテンシャルを引き出すことができます。
インパクトが強い為、デザインはコンセプチャルになりがちですが、
無骨な部分が多い建物では、見せたくない部分の印象を消し去ることができ、
華やかで見映えのする建物になるので、お勧めします。
駒居
株式会社インターデザイン
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2021.10.26ミックスタイル色合わせに難航/滋賀県着工打合せ

滋賀県外リノ物件が先日いよいよ着工。
既存の外壁タイルに色合わせで塗装したい箇所があり、沢山のサンプルを作成しました。
既存の外壁タイルはよく見ると3色ミックスのタイル。
どの色に合わせるのかでまたデザインの印象が変わってしまう…悩みどころでした。
写真は十枚近くサンプルを作成した中から選りすぐりの5枚です。
みなさんならこの5枚からどの色で塗りますか?。
正解の出来上がりは数か月後に・・・
藤本
株式会社インターデザイン
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2021.10.20積み上げてきた過去

大阪オフィス内にはこのように
本やファイル、
サンプルなどがたくさんあります。
どうしてこんなにも物が多いのか、
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしこれらはすべて、ひとつひとつの物件に真正面から向き合い続けてきた証なのです。
デザイン作業こそデジタルで行いますが、実際に使用する材料となると見て、触ってみなければわからないこともあります。
その作業の積み重ねがこのオフィスに詰まっているのです。
そんな外リノ物件をスタッフとともにめぐる見学会があります!
社長のコレクションもたくさん!
西田
株式会社インターデザイン
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2021.10.19色の種類は多種多用

外壁の塗装の色を決める際
皆さまはどのように決めていますか?
カタログ帳や日塗工の小さな色見本だけで決めてしまい
いざ出来上がった時にイメージと違ったな・・・
というような経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。
弊社では見本帳だけではなく、必ずA4判程度の大きなサンプルで検討するようにはしています。
しかし今回使用したいのは彩度の低いレッドとグリーン。
日塗工やDICKの色見本の標準色だけでは色を混ぜたり、調整してもなかなか
上手くできませんでした。
そこで今回は更に新たな色見本帳を購入し
色番を基にサンプルを作成しました。
それでも色品番通りでは納得がいかず少し濃くしたり微調整しています。
イメージ通りの色が作れるまで妥協はできません。
藤本
株式会社インターデザイン
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2021.10.14東京おひとりさま

前回の東京出張の時、大阪に帰る日をずらして東京に一泊することにしました。
学生時代の友人と久しぶりに会って食事をしました。
友人は春から東京に暮らしているのですが、相変わらずの関西弁で安心しました。
渋谷と恵比寿の丁度中間にあるホテルに泊まりました。
『mustard hotel』
コンクリートから覗くイエローがなんとも刺激的です。
しかし客室フロアは真っっっ白!!
写真では伝わりませんが、まぶしいほどの白さ!
そして客室。
ベッドはセミダブル。
それ以外は流しと鏡だけ。
荷物置き場さえベッドの下。
風呂トイレはフロアごとに共用です。
この割り切りが潔くてとても好きです。
枕元の照明。
まさにからし色。とてもかわいい。
屋上からは東京タワーのてっぺんだけ、ちょっとだけ見えます。
私はよく一人旅をするのですが、一人で泊まってちょうどいいホテル、ビジネス以外だと本当に少ないです。
そんな中で今回宿泊させていただいた『mustard hotel』は6人まで泊まれる大部屋を備えながら、おひとりさま需要にもにも応える懐の広い素晴らしいホテルでした。
西田
株式会社インターデザイン
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2021.10.13『グラフィックアパートメント』竣工写真撮影。

本日は大阪府門真市で竣工した、
グラフィックアパートメントの撮影に行ってきました。
オーナー様、お立合いくださり有難うございました。
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名前の通り、グラフィックを多用した物件につき、
イギリスのBALをイメージしたグラフィックが随所に施されたデザインをしています。
様々な条件が重なり、庇やゲートなどを新設できない物件の為、あえて塗装での表現にこだわりましたが、
今回の物件を通して、塗装の可能性は計り知れないなと痛感しました。
↑雑多な商店街で個性を発揮するサイン。遠くからでも目を引きます。
↑ポンプ室の扉を活かした、ペイントならではの演出。ENT内もBAL風に。
↑駐輪場も厳かに。サインで区画を作ることで、入居者の意識も変わります。
実際に見てみたいという方は、是非10月23日の見学会へご参加ください。
駒居
株式会社インターデザイン
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