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2025.9.3地方フレンチリノベ

先日、山口県岩国の外リノ物件が竣工しました。

近年は、「都心は新築、地方はリノベ」という風潮が続いており、今回もその一つ。

 

着工前も洋風の外観形状ですが、どこか昭和の装いで集客にプラスに感じにくい印象でした。

また大規模改修でないため、エントランスをメインに街に浮きすぎず被らないデザインとなるよう努めました。

 

完成がこちら。

岩国には米軍基地もあってか、外国人も多く行き交う街。

特定したターゲット層には絞らず、万人に受け入れやすいフランス郊外の街並みを取り入れました。

 

1階テナントの雑多な色を遮断するよう、ダークグレーで区画しながら、

優しいフレンチブルーの挿し色が中への入居者への期待感を高めます。

 

昨今の建築費増もあり、基本は塗装でカラーリングしますが、

装飾ブラケット、ボラード(車止め)でよりコンセプチュアルに。

元々、アルミ装飾ブラケットの照明のベースはシルバーしかなく、

空間に浮いてしまうため現場で塗装していただきました。

少しのこだわりですが、この少しが空間を台無しにしてしまう可能性があります。

 

駐輪場のペイントサインはアルミ装飾ブラケットの様に、

ぶら下がった照明に似せたサインナンバーに。

 

駐輪スペースと歩行スペースはペイントとサインでゾーニング。

利用マナー向上も狙い、意匠性・機能性のどちらにも働く点において個人的お気に入りポイント。

 

 

また正面に大きなサインを用いてインパクト性を向上。

物件によってはこのような箱文字サインや切文字サインを光らせたりもしますが、

今回は空間をうまく利用し、昼間はホール内の影を利用、逆に夜はホール内の照明で影として浮かび上がるようデザインしました。

そうすることでホール内のアイテムと喧嘩せず調和のとれた魅せ方が可能になります。

 

あとこちらの石材は、通常であれば提案の大きさや色で施工業者より調達いただきますが、

オーナー様直々に近くの川で選定・運搬・設置されたとのこと。さすがです。

オーナー様にとってもより愛着の増す物件となりそうです。

 

 

オーナー様にも大変喜んでいただけており、本物件に携われインターデザインとして嬉しく思います。

こちらの物件はギャラリーにも掲載しておりますので是非チェックしてみてください。

☑【ギャラリーページ】Belle Époque Bleu

 

 

株式会社インターデザイン

鳴瀬

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カテゴリ:サイン,照明,竣工検査,塗装,コンセプト,ゴミ置き場,フレンチリノベーション

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