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2026.2.25【建築AI】待ち時間は不要?AIで瞬時にレンダリング

前回のブログではAIを使った「パースの動画化」について紹介しました。
最近は動画だけでなく、静止画のパースをAIでレンダリングする機会も増え、
中々実用的に使えているので、今回は、その実践的な使い方をご紹介したいと思います。
弊社では主に分譲マンションの取り扱いが多いので、架空のマンションの物件で、
実際の製作過程に沿って分かりやすくお伝えしていきます。
1. ベースとなる3Dモデル
まずは紹介用として、簡易的にテクスチャを貼っただけの3Dモデルを作成しました。
こちらは画像編集などを一切加えていない状態のパース画です。
2. AIレンダリング後
続いて、AIによってレンダリングしたパースがこちらです。
この違い、いかがでしょうか。
AIにプロンプト(指示)を出すだけで、たった数秒でここまでのクオリティに仕上げてくれます。
入力するプロンプトはとってもシンプルで、「現実のようなリアルな写真にしてください」と指示するだけです。
これなら、本格的なレンダリングソフトを導入していない方や、操作が難しくてなかなか手が出せていなかった方でも、あっという間に質の高いパースを完成させることができます。
しかし、ここで一つ注意点があります。
先ほど生成した画像を見ると、元々のパースで設定していた「外壁の素材」や「白いライン」が別のものに変わってしまっています。
これが現状のAIにおける弱点でもあります。
ここからは、元のパースで想定していたタイルや白いライン、植栽の位置などの整合性を取るための修正作業に移ります。
(※ざっくりとしたイメージの確認だけであれば、先ほどの工程のみ、ごく短時間で完成です。)
【修正の手順】
1.部分的に直したいところをプロンプトで指示し、イメージに近い画像をダウンロードします。(※プロンプトは長文よりも短くまとめた方がより効果的に反映してくれます。)
2.画像編集ソフトを使用し、使いたい部分のみを切り抜きます。
3.最初に生成した画像を土台にして、上から合成(貼り付け)していきます。
こうして手作業を加えることで、元パースで選定していた材料や色味に近づけていきます。
そして簡易的ではありますが次の画像が完成したパースです。
かなり元のパースのデザインに近づいたのではないでしょうか。
この状態では周辺情報がありませんが、もっと現実に近づけたパースを作りたい場合は、
Google mapのストリートビュー画像を活用します。
合成したい箇所を赤線で範囲指定してAIに指示すると、自動的に背景を合成してくれます。
ただし、現在のAIではぴったり位置が合うこともあれば、まったく想定外の場所に収まることもあります。
確実なのは、Photoshopなどの画像編集ソフトで簡単に合成し、その画像を再度AIに読み込ませてレンダリングをかける方法です。
今回のような架空の建物であれば、敷地や周辺情報はAIに完全に任せてしまうことで、次のように一瞬で背景を作り出してくれます。
ちなみに、今回の架空物件も、実はAIに簡単な平面図を生成してもらい、それを元に3D入力したものです。
ついこの前まではありえなかったようなことが、最近はどんどん具現化されてきています。
急成長するAIには恐ろしさを感じる部分もありますが、一方で作業時間の大幅な短縮や、
表現の幅を広げてくれるなど、私たちに多大な恩恵を与えてくれます。
これからは「AIに使われる」のではなく、「AIをいかにうまく利用していくか」が、
今後の大きな分かれ道になるのではないでしょうか。
今後もさらに新しい表現方法を模索しつつ、皆様にご紹介できることがあれば、
またブログでお伝えしていきたいと思います。
株式会社インターデザイン
平岡
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