愛知県名古屋市。ビル群がひしめき合うこのロケーションで求められる、特別なレジデンスは個性を持ち合わせること。そしてすこしの刺激を秘めていること。上質なジャケットの裏地のように、決して外には見せない居住者だけの贅沢な建築空間が、特定のターゲットに強いインパクトを与えてゆきます。漆黒の外壁に覆われた外観の隙間から見え隠れするボルドーの刺激。その刺激は建築のリズムとなり享楽のリズムとなり、街のアイコンとなります。スライドドアにより、ある時は高級カーディーラーのような見栄えが印象的なガレージピット。木調のアプローチに導かれ深紅の木々がゲストを出迎え、やがて純白のエレベーターホールへと至る共用部は、その狭さを感じさせない刺激と緊張感をデザインしました。変化の絶えることがないこの街にあり、変わることなく鮮度を保つ個性と刺激、特別なレジデンスが誕生します。