フィーを頂くということ‥‥‥

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昨年、都内にリノベで生まれ変わったマンションがあります。
デザイン作業の間、クライアントご夫婦と幾度となく打ち合わせのやり取りを交わしました。

過去、他に所有される物件での成功体験がおありのご夫婦は、デザインに対する要望がかたくなまでに明確でした。それはこちらの意図するデザインとはすこし隔たりがあり、双方の意向が折り合うまでの道のりは短くはありませんでした。

しかし最後に合意したデザインはいざ竣工してみると、ご夫婦のお気に入りとなり、事業的にも成功と云えるものだとお聞きしました。

それから一年余りが経過し、再び次なる物件のご相談に来られたご夫婦。その間にはひとつの大きな決断がありました。

実は私たちではない業者さんに一度デザインを提案させていた。何度も何度もデザインを描き直してもらった。その業者さんのデザインフィーは無料でもある。工事まで一括して請け負う比較的大手の業者さんだからと。

しかし『考えた結果、やはりわたしたちに依頼したい。』
とてもうれしい言葉です‥‥‥。しかし反面その言葉がとても重たくのしかかります。わたしたちのデザインフィーは決して安価ではない。クライアントはコスト意識が高く、デザインフィーのコストを工事へ転嫁するとグレードもアップ出来るかもしれない。見せていただいた他社のデザインも決して悪いものではない。それでもわたしたちへ依頼したいという‥‥‥。

ご夫婦は当然、事業のリターンをわたしたちのデザインに期待し、同時にわたしたちへ信頼も向けられている。今回わたしたちに依頼するまでのクライアントのさまざまな“決心”をお聞かせいただく機会を得、デザインを生業とし、フィーを頂くことの積をあらため再認識。身が引き締まります‥‥‥。


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