ワイキキの黄昏 下町のハワイアンコンド。

カテゴリ:フレンチ・リノベーション, ブログ, 外リノ事例, 新着情報・トピックス


所在地:大阪府大阪市
構 造:RC造
築年数:築44年
リノベーション竣工:2014年




黄昏に照明が照らし出す外壁。
キャノピーと列柱が威厳を演出する重厚なファサード。
ワイキキのオンショアが頬を撫でそうですね。



大阪の下町に突如現れる美しい外観は、女性オーナーの希望どおり
ワイキキの有名ホテルからインスパイアされています。
『建て替えなのか?塗り替えなのか?』近隣の住人も見紛う変わり映えと佇まい。
変えるなら中途半端でなく徹底的に。という好例です。




ある意味そのカラフルさはハワイ的ともいえる以前の外壁。
しかし集客するには少し前時代的すぎて、現在の市場性に見合うリノベーションが必要でした。
手法は単なる外壁塗装だけでなく、適度な建築加工を施すことで建物の個性を生かすというものです。



エントランスホールも劇的に変化していますね。
風除室の無いこのタイプの建物、あえて開放的でフリーなエントランスとしています。
扉の代わりにステップとアイアン製手摺が設けられた玄関、建物名がモザイクされた床、
堂々とした廊下の木製ケーシングなど、境界線ごとにあるこだわりの意匠が緊張感を高め、
結果、心理的に建物の敷居を高める効果が得られることを期待しています。


築44年後の大規模改修工事。オーナーはあとどれほどの期間、この建物の働きを期待されているでしょうか。
ただこの普遍的なデザインをリノベーションのテーマに選択されたことにより、
建築機能とデザインの整合性が保たれ、非常にバランスの良い建物になりました。
建物の賞味期限が末永く保たれるということですね。