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2023.3.8レトロなタイルは撤去するべき?

工事前の外観

東京小岩の物件。

 

築50年を迎えるレトロタイルと、ド派手なオレンジのカラーリングが特徴的なこの物件。

今回大規模改修を検討中とのことで弊社ではこのようなデザインを提案させていただきました。

 

 

既存のレトロタイルはこの物件の個性。

エントランスの石材もこの時代ならではのいい素材です。

 

既存を引き立てるホワイトとチャコールのカラーリング。

処理の難しかった屋上のタイル面にある三角形と丸の造作は

塗分けで整理するデザイン。

 

オーナー様は「このタイルもなんとかしないといけないと思っていた(撤去的な意味で)」

と、デザインやコストの面でも嬉しい様子。

 

つい先日の提案でしたがあっという間に見積りも終わり、工事も始まり

 

先日届いた写真がこちら。

 

 

 

 

 

 

デザイン通り出来上がってきているのが確認できました。

塔屋のサインもデザイン通り。

 

外リノは外観のリノベーション。

使えるいいものは活かして、整理することで既存の建物の魅力を引き立てます。

 

 

こちらもレトロタイル。

Good-old Brooklyn

 

藤本

株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F
PHONE 03(6812)9363
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577

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2023.3.3空間の神はディティールに宿る。

という書籍を若い時に好んで読んだ。
きっと今も本棚の片隅にある、デザイナー松井雅美の著書。
確かに当時、彼の空間は細部に優れ、若い自分には神々しく感じたように記憶する。

しかし語源はミース・ファンデル・ローエ。
『神は細部(ディティール)に宿る』だと認識していたが、
ことばを遡ると、それは中世の神学者までたどり着くらしい…。

そんなことはどうでもよくて、今回、
『細部に“時間”が宿る』と、こんな建築になるといった作品が竣工してしまった。

まったく描き始めてから描き終えるまで、
自分でもエンドが見えなかったデザインの細部。
いくら描いて、いくら修正したかわからない詳細は、
画家の習作エスキースのよう。

その仕上がりは甲斐あって、神々しい。
…と自分では思う…。

クライアントと施工者さんには少しご迷惑をおかけしたかもしれないが、
商業的に成功していたなら救われる。

いずれにしても最初で最後になるだろう、神がかり詳細。

 

 

 

 

 

小寺

 

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2023.3.2開学を前に…。

5年がかりで取り組んできた横浜の大学。
今月末の開学を目前に現場は急ピッチ。

さわやかに陽が差し込む教室や廊下。
緑に包まれた図書室など、
学園の主たる施設が徐々に仕上がってきた。

あとひと月もすれば大勢の生徒さんたちがここへ通って来るだろう。
この場所で多くを学び、友情を育み、人格が形成される。

集合住宅のデザインとは異なる感慨が、ある。

 

 

 

 

小寺

 

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2023.3.1わかってたけど…

東京都北区赤羽、昨春竣工の作品『ヴェレーナグラン北赤羽フロント』。
その真横に今春竣工の作品、『ヴェレーナグラン北赤羽ザ・マークス』
が竣工したのでクライアントと見学へ。

わかってたけど、造形のクオリティはやはり見ていて飽きることがない。
当マンションの、最近のコミュニティサイトを覗くと、
購入した人たちが竣工を待ちわびている様子や、
足場のシートが外れ外観がのぞくたび喜んでいる様子が見えて面白かった。

安心してくだい!隣と同じものが出来るんですよ…。

なぜなら1棟目と2棟目は同じデザインの双子建築だから。
購入者さんもわかってるはずなんだろうけど、
やはり自分の購入した建物はキラキラした希望のまなざしで見つめてしまうもの。

1棟目のお披露目時のインパクトはとても強かったけれど、
今回2棟目の竣工もかなりインパクトがあるだろうと想像していた。
それはふたつの連続で生まれる大きな壁のスケール感や、
見上げた時のスカイライン、夜間の壮大なライトアップなど、
画からはぜったい想像できないリアルな建築の効果があるから。
すべての購入者さんたちに感じていただけると願いたい。

環八沿いの景観を、少し変化させたかもしれない…。
わかってたけど…。

 

 

小寺

 

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2023.2.21第3回 ロジウラのデザインは?【元町ロジウラ再生プロジェクト】

ロジウラ再生プロジェクトも早いことに第3回目となりました。

図面やスケッチを作成したり、建物に使用する材料を選定したり、

リーシングに向けた会議をしたりと、コスパ・見映えの良いリノベのためにスタッフ一同奮闘中です。

 

 

さて、今回はデザインのお話。

『第3回 ロジウラのデザインは?』

建築デザインは、街並みとの共存。今回は路地裏の景観をデザインします。

 

一方で、”路地裏”という場所は、表通りからの誘導と見映えが重要。

集客できる店が2、3軒となってその路地裏が活気づきます。

では、どんな誘導、どんなデザインにする?

 

元町は異文化の街。和でもあり、洋でもあり、華でもある。

そんなことも考えながら、表現するとこんな感じに。

 

リーシング用のスケッチは、コンピューターではなく手書きにこだわります。

こんなにも印象が違う、手と機械の画。並べて見ると、その差は一目瞭然です。

 

色付けをするとさらにイメージが鮮やかになります。

作成した図面やスケッチをもって、早速リーシングのための打合せをしています。

どんな建物になるのか…ますます楽しみですね。今後の活動もお楽しみに!

 

【過去のブログはこちら】

プロローグ 第1回 第2回

 

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2023.2.18大阪築古マンション再生

谷町4丁目で間もなく引き渡しを行う物件の検査へ。

 

外観をはじめ、廊下や階段の工事が終わり、残るは照明の調整のみ。

効果的な位置に光を落とせるよう微妙な調整をしています。

 

階段室に取付けたブラケットライトも空間を印象的に照らしています。

リノベーション前は蛍光灯の空間でしたが、電球色の温かい光にすることで、

明るさにメリハリが生まれ、深みのある空間になりました。

リノベーションの全貌が見えるビフォーアフターは後日ブログとギャラリーにて更新いたします。

 

今回のリノベーションは、オーナー様が建物にどのように客付するのかという視点で、学ぶ事の多い物件になりました。

工事費が高騰している昨今、限られた予算で何にお金を掛けるのかの判断は人それぞれですが、

オーナー様が求めることをより深く理解し、少しでもプラスの提案ができるように心がけます。

 

駒居

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2023.2.17テナントビルも外リノ

本日は現在工事中の外リノ物件の様子をご紹介。

 

浅草駅に程近い、とあるテナントビルのエントランスホール。

元々は築年相応のレトロさ感じるよくある一般的なテナントビルでした。

 

ホールとは名ばかりの無機質で寒々しい印象だったエントランス。

 

 

 

最新の工事状況写真がこちら

 

 

 

天井をやり替え、折り上げ天井を新設。

良く目立つ正面の壁面には空間を広くみせる効果もあるブラックミラーで演出。

 

築古の建物の多くは当時導入されている照明器具も大きいので、天井に余裕がありがち。

天井やり替えの際には天井の懐を生かしてこのような折り上げ天井の

造作を設ける事は難しくありません。

 

照明も白色から径の小さなグレアレスダウンライトの電球色へ変更。

 

このように照明は大きさや器具の種類により年代を感じやすいポイントですのでここを変えるだけで随分と印象が変わります。

 

壁面は既存の壁も一部残しながら多くを重厚な框組の意匠にリノベーション。

 

 

 

既存のままの壁面や床もなんだか綺麗になったかのように感じます。

 

 

廊下奥のメールコーナーも高級感のある仕上がりに。

 

まだ工事途中ですがこの仕上がり・・・

 

意匠照明や手摺やサインなど、まだまだ完成度は上がる予定

 

テナントの従業員さんやお客様にも喜んでいただけているのではないでしょうか

 

 

工事完成までもう少し外リノのデザイン監理が続きます。

 

完成をお楽しみに

 

藤本

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2023.2.16鬼門小田原

横浜に持つ現場の定例会議出席後、東京経由での帰路、

東海道新幹線が…停まってる…。
構内が人であふれだす。
何やら小田原駅あたりでトラブルとか…。
雪でもないのになんでだろ…。
改札で1時間、そして車中で1時間以上待機。
結局2時間30分以上のまちぼうけ。
先週の箱根の雪といい、
なぜか小田原に絡まれる。
小寺
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